米政府閉鎖22日も継続、上院がつなぎ予算案採決を延期
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【1月22日 AFP】(更新)米連邦政府の予算失効で政府機関が一部閉鎖している問題で、議会上院は21日夜、週明け前の閉鎖解除に向けた与野党の協議が合意に達しないまま休会した。与党・共和党執行部は22日未明に予定していたつなぎ予算案の採決を、同日正午(日本時間23日午前2時)に延期した。
与野党によると、週末を返上して行われた協議では進展もあったものの、22日午前1時(日本時間同日午後3時)に予定されていたつなぎ予算の採決は延期が決まった。ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の就任1周年を迎えた20日から閉鎖されている政府機関の大半は、そのまま週明けを迎えることとなり、数十万人の連邦職員は無給の自宅待機を余儀なくされる。
与野党協議では、上院共和党トップのミッチ・マコネル(Mitch McConnell)院内総務が21日夜、移民政策など野党・民主党が懸念している主要課題に取り組むことを約束したが、民主党上院トップのチャック・シューマー(Chuck Schumer)上院院内総務は「協議継続は歓迎する」が「前進に向けた合意にはまだ達していない」と採決に反対した。
与野党は政府機関の閉鎖を週末のみに限定しようと妥協点を模索してきたが、見解の相違は解消できず物別れに終わった。(c)AFP/Michael Mathes