トルコの地上部隊がシリア領内に進軍、首相が認める
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【1月21日 AFP】(写真追加)トルコ軍の地上部隊が21日、シリア国境を越えてアフリン(Afrin)に進軍した。トルコのビナリ・ユルドゥルム(Binali Yildirim)首相が明らかにした。トルコ軍は前日からシリア北部のクルド人民兵組織「クルド人民防衛部隊(YPG)」の排除を目的とした空爆と地上作戦を開始している。
トルコの民営ドアン(Dogan)通信によると、ユルドゥルム首相はイスタンブールで報道陣らに、トルコ軍部隊がグリニッジ標準時(GMT)の21日午前8時5分(日本時間午後5時5分)、トルコ側のグルババ(Gulbaba)から国境を越えてYPGの支配地域に入ったと語った。
また半国営アナトリア(Anadolu)通信は、親トルコのシリア反体制派組織「自由シリア軍(FSA)」の部隊とともにトルコ陸軍の部隊が進軍していると伝えた。部隊の規模には触れていない。
今回の発言により、トルコ軍の地上部隊がシリア領内での作戦に関与していることが初めて確認されたことになる。(c)AFP