【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は20日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第14シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-2、6-3、6-3のストレートで第21シードのアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)を退け、通算11回目となる大会16強入りを決めた。

 第2セット序盤、ジョコビッチはメディカルタイムアウトを要請して腰を治療し、陣営には不安が走ったが、本人は「大丈夫だ。大きなものではない」と説明し、「タイムアウトは必要だと思ったから使ったけれど、それと同時にプレーの続行にクエスチョンマークが付くような深刻なものではないとわかっていた。問題ない」と語った。

「ただ6か月も実戦から離れていたわけだし、その可能性も考慮に入れておく必要がある。数日前にはガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)と長丁場の試合を戦った。筋肉に張りが出たか、もしくは体に負担がかかったのかもしれない。心配するようなものじゃない。対処できる。問題ないよ」

 四大大会(グランドスラム)制覇通算12回を誇り、全豪では6度の優勝を飾っているジョコビッチだが、2017年は右肘のけがでシーズン後半を棒に振り、世界ランキングも14位まで下降している。

 離脱期間を経て実戦に飢えているジョコビッチは、22日の4回戦でチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)と対戦する。チョン・ヒョンは3回戦で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を破る番狂わせを起こして勝ち上がった。(c)AFP/Robert SMITH