英、移民阻止で仏に69億円追加拠出 子ども難民の対応改善も 英仏首脳会談
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【1月19日 AFP】テリーザ・メイ(Theresa May)英首相とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は18日、英国に渡ろうとする移民を阻止するために英国がフランスに資金を追加拠出していくという内容の新たな国境警備に関する協定に合意した。
両首脳は英ロンドン近郊のサンドハースト王立陸軍士官学校(Royal Military Academy Sandhurst)で幅広い問題について協議し、仏北部カレー(Calais)をはじめとする英仏海峡の港にフェンス、監視カメラ、各種センサーを設置する費用として英国が4450万ポンド(約69億円)を追加拠出することで合意した。
この資金はマクロン大統領が資金面で一層の貢献を求めたことを受けて、英国が既に拠出した1億ポンド(約154億円)に上乗せする形で拠出される。
マクロン大統領はこの新たな国境警備に関する協定は英仏二国間のもので、ブレグジット(Brexit、英国のEU離脱)関連の協定とは別の物だと強調し、現在もカレーにいる大勢の移民を管理することが狙いだと述べた。
両首脳は上記に加えて「子どもの難民の対応改善」にも合意した。これにより子どもの難民の事務処理が25日以内に終わるようになるとマクロン大統領は説明した。(c)AFP