生産中止示唆されたエアバス380型機、エミレーツ航空が36機発注
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【1月18日 AFP】(更新)アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空(Emirates Airline)は18日、欧州航空機大手エアバス(Airbus)とA380型機を計36機購入する契約を交わしたと発表した。発注額は160億ドル(約1兆7800億円)。エアバスは数日前、新たな受注がなかった場合、同機の生産中止を余儀なくされるとしていた。
エミレーツ航空によると、発注したのは2階建ての超大型機であるA380型機20機で、さらに16機の追加購入オプションも付けた。納入は2020年に開始される予定だという。
エミレーツ航空は同型機をすでに101機保有している。
今回の契約は昨年11月に行われたドバイ航空ショー(Dubai Airshow)の会期中に合意に至るものとみられていたが、交渉が難航していると報じられ、説明が一切ないまま先延ばしされていた。
エアバスは15日、今後2年間でA380型機を受注しなかった場合、同型機の生産を中止しなければならない可能性があるとの見解を示していた。また同社はエミレーツ航空を、同型機の生産継続に必要な規模の発注が唯一可能な航空会社だとみていた。(c)AFP