【1月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は18日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が6-7(1-7)、4-6で台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)に敗れる今大会ここまでで最大の波乱が起きた。

 太もものけがで大会前の調整に苦しんだウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)覇者のムグルサは、世界ランキング88位の謝を終始追う展開となり、1時間59分の末にロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で苦杯をなめた。

 四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇るムグルサは試合後、「もう少し良くできた点もあったかもしれないが、結局のところ彼女が勝利に値したということ。ただそれだけだと思う」と報道陣に語った。

 ムグルサは序盤から32歳の謝のペースに苦戦。第1セット2-5の場面でメディカルタイムアウトを要求し、まめができた足のテーピングを巻き直してからは2度のブレークに成功して追いつくなど、一時は元気を取り戻したかにもみえたが、最終的にタイブレークを1-7で奪われ、続く第2セットも4-6で落とした。

 ムグルサは気温39度まで上がった猛暑に自身の足は影響を受けたとしており、「コートのサーフェスだと思う。どれだけ暑かったのかは分からないけど酷かった。本当に暑かったし、(そうした状況では)簡単にまめができたり、赤くなったりする」とコメント。それでも「それが敗因だとは思わない」と付け加えている。

 同日行われた試合では、第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が6-1、6-1でベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia、ブラジル)を退け、第29シードの同胞ルーシー・サファロバ(Lucie Safarova)との3回戦へ駒を進めている。(c)AFP