米金融大手の元秘書を起訴、ビンテージワイン1億3000万円相当を盗む
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【1月18日 AFP】米検察当局は17日、計120万ドル(約1億3000万円)相当のビンテージワインを2年間にわたって盗んだ罪で、米金融大手の元秘書を起訴したと明らかにした。有罪となれば最長10年の禁錮刑に処される可能性がある。
起訴されたのはニコラス・デメイヤー(Nicholas De-Meyer)被告(40)。米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の社長兼共同最高執行責任者(COO)を務めるデービッド・ソロモン(David Solomon)氏のもとで働いていた。起訴状にソロモン氏の名前は登場しないが、高価で珍しいビンテージワインの収集家と記されている。同被告は16日遅くにロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport)で逮捕されていた。
検察によると、デメイヤー被告はマンハッタン(Manhattan)にあるソロモン氏の自宅に届けられたワインを高級リゾート地ハンプトン(Hamptons)に運ぶ仕事をしていたが、2014~16年に偽名を使ってノースカロライナ州の業者に盗んだワインを売っていたという。
盗まれたワインには、世界で最も良質で高額な珍しいワインとして考えられているドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(Domaine de la Romanee-Conti)7本が含まれていた。(c)AFP