【1月17日 AFP】飲酒運転は何十年も前からご法度とされてきたが、米ニュージャージー州でこのほど、酔っ払った状態でのドローン(小型無人機)の操縦を禁止する法律が施行された。

 新法の下ではアルコールの影響下や麻薬効果、幻覚誘発効果、習慣性のある医薬品の影響下にある状態、または血中アルコール濃度が0.08%以上でドローンを操縦することが違法となる。違反した場合は最高で禁錮6月、罰金1000ドル(約11万円)が科せられる。

 新法は州議会の民主党議員らが推進し、共和党のクリス・クリスティー(Chris Christie)知事が退任を間近に控えた15日午後、法案に署名して発効した。

 同法はまたドローンについて、個人の生命や財産に危害を与えかねない飛行や刑務所付近での飛行、野生生物を追い回したり災害などでの救助活動を阻害したりする飛行も禁止している。

 米国内でドローンを操縦する場合には、連邦航空局(FAA)が定める規則と指針に従わなければならない。全米州議会議員連盟(NCSL)によると、これまでに40州が何らかの形でドローン飛行を規制しており、3州で規制法案が採択されている。(c)AFP