ゴッホとフリンクの「忘れ去られた」4作品を公開、オランダ
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【1月17日 AFP】100年以上人の目に触れることのなかったオランダの巨匠ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)と17世紀の画家ホーファールト・フリンク(Govert Flinck、1615~1660)の4作品が16日、オランダの美術館で公開された。
オランダ中部ラーレン(Laren)のシンガー(Singer)美術館では、これまで個人が所蔵しており公開されたことのなかったゴッホの素描「The Hill of Montmartre with Quarries(石切り場のあるモンマルトルの丘)」や、「The Hill of Montmartre(モンマルトルの丘)」と題された素描が展示されている。
「The Hill of Montmartre with Quarries」はゴッホがアントワープ(Antwerp)とパリで暮らした1886年の作品で、この時期ゴッホはフランスの歴史的画家、フェルナン・コルモン(Fernand Cormon)が指導する画塾に通っていた。
首都アムステルダムのアムステルダム・ミュージアム(Amsterdam Museum)では、レンブラント(Rembrandt)に師事したフリンクの1895年ごろから行方がわからなくなっていた2作品が公開された。(c)AFP/Jan HENNOP