看守に鎮静剤入りデザート食ベさせる、インドの刑務所から3人脱走
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【1月16日 AFP】インド東部コルカタ(Kolkata)の刑務所で、服役囚3人が鎮静剤を混入させたデザートを看守らに食べさせ、ベッドシーツを使って壁を下り脱走する事件が起きた。刑務所の当局者が15日、明らかにした。
事件は先週末、コルカタのアリポール刑務所(Alipore Jail)で発生。脱走したバングラデシュ人3人は現在も逃走中だという。
西ベンガル(West Bengal)州の刑務所当局者によると、3人は13日夜、鎮静剤入りのデザートを看守や他の服役囚らに食べさせた後、脱走。デザートは刑務所内の食堂から調達したものだった。
3人は監房の窓の格子を切断し、結んで長くしたベッドシーツを使って高さ6メートルの壁から地面へと下りた。3人がいなくなったことは朝の点呼まで気付かれなかった。
当局者は、「3人の脱走時、監視塔にいた看守らは寝ていたようだ」と明らかにした。看守3人が停職処分になったという。(c)AFP