トランプ氏の「金正恩氏と非常に良い関係」発言は誤引用、米大統領報道官
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【1月14日 AFP】(更新)ホワイトハウス(White House)は13日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長と良い関係を築いていることを示唆したと伝えていた米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)の報道を否定し、訂正した。
同紙は、トランプ大統領が11日のインタビューで「私は恐らく金正恩氏と非常に良い関係を築いている」「私は人々と関係を築いている。みんなが驚くと思う」と述べたが、金氏と会話を交わしたかどうかについての質問には答えなかったと報じていた。
しかしサラ・ハッカビー・サンダース(Sarah Huckabee Sanders)米大統領報道官はツイッター(Twitter)でトランプ氏の発言が誤って引用されていると主張した。
サンダース氏はツイッターに短い文章を画像にしたファイルを投稿。上部に赤地に大きな白い文字で「フェイクニュース」と書かれ、その下にウォールストリート・ジャーナルの一面を模して「ウォールストリート・ジャーナル――こりずにまたもやフェイクニュース!――トランプ大統領発言を誤引用」とあり、その下に小さな文字でトランプ大統領の発言のうち、誤って引用されたとする部分が抜粋されていた。
さらにその下に「トランプ大統領は、自分は恐らく北朝鮮の金正恩と非常に良い関係を築くだろう、と発言した。『だろう』、『だろう』、『だろう』。『築いている』ではなく!」(原文:President Trump said, I'D probably have a very good relationship with Kim Jong Un of North Korea. I'D -- I'D -- I'D. NOT I!)と書かれ、「だろう」に当たる「I'D」の部分は赤い文字にして強調されていた。
トランプ氏の発言について、ウォールストリート・ジャーナルは「I」と言ったと報じているが、サンダース氏は「I'D」と言ったと主張している。
ウォールストリート・ジャーナルとホワイトハウスは共にトランプ氏の発言の録音データをツイッターに投稿している。この録音を聞いてみると、完全にははっきりしないものの、サンダース氏の主張を裏付けているように思われる。(c)AFP