【1月13日 AFP】12日に発表された米世論調査によると、米国人は有名女性司会者で富豪のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏(63)に好感を抱いているかもしれないが、その過半数は、たとえ現職のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領に勝てるとしても、ウィンフリー氏に次期大統領選に出馬してほしくないと考えていることが分かった。

 6日に行われたゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式でのウィンフリー氏の熱のこもったスピーチを受け、同氏がトランプ大統領の対立候補として次期大統領選への出馬を検討しているのではないかとの臆測が広まった。

 米公共ラジオ局NPRや公共放送PBSのニュース番組「ニュースアワー(NewsHour)」および世論調査機関「マリスト・ポール(Marist Poll)」が実施した世論調査によると、回答者の64%はウィンフリー氏を好意的に見ており、このうち43%はトランプ氏の支持者だった。

 しかしウィンフリー氏に2020年の大統領選に出馬してほしいかとの質問に「はい」と回答したのは35%だったのに対し、過半数の54%は「いいえ」と回答し、11%が「分からない」と回答した。

 また今すぐ2人が大統領選で直接対決すると仮定した場合はどうするかとの質問には、有権者の50%が民主党候補としてのウィンフリー氏を選ぶと回答。トランプ氏の再選を望んでいるのは39%だった。

 回答した有権者たちは予想通り支持政党によって意見が分かれたが、民主党支持者の91%がウィンフリー氏を支持すると回答した一方、共和党支持者は85%がトランプ氏に投票すると回答した。

 この世論調査は今週、ウィンフリー氏のスピーチがトップニュースとなったことを受けて、成人1350人を対象に実施された。誤差の範囲はプラスマイナス2.7%で、有権者内の誤差の範囲はプラスマイナス3%。(c)AFP