CONCACAF会長、トランプ大統領の「肥だめ」発言を批判
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【1月13日 AFP】北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)のビクター・モンタグリアーニ(Victor Montagliani)会長は12日、米国、カナダ、メキシコの3か国が2026年W杯(World Cup)の共同開催に向けて立候補する重要な段階に入っている中で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がハイチなどを含む特定国について「肥だめ」と発言したとされる問題を受け、当該地域の特徴である多様性について強調した。
モンタグリアーニ会長は自身のツイッター(Twitter)で、国内外において人種差別的と批判されているトランプ大統領の発言について言及し、ニュースサイトのリンクも張り付けた上で、「サッカー界において、われわれは当該国の多様性の経験や背景がチームに力を与えていることを理解している。CONCACAFファミリーは、名指しされたハイチやエルサルバドルをはじめ世界中の国の味方として、すべての人々をフィールドに歓迎することを改めて認識している。#UNITY(結束)」と投稿した。
トランプ大統領は11日、議員らとの会合で「肥だめ国家」からの米国移住を認めないと発言して激しい物議を醸した。このコメントは人種差別だとして各方面から批判が集中したが、同大統領はハイチの人々を「何ら軽蔑する」ような話はしていないと否定している。
今回の問題は米国、カナダ、メキシコの3か国が2026年W杯共催に向けて、2か月後の3月16日までに国際サッカー連盟(FIFA)に書類を正式に提出しなければならない中で噴出した。2026年大会の招致計画を表明しているのは現時点でモロッコのみとなっており、CONCACAFに加盟する3か国は、立候補すれば大本命になることは間違いないとみられている。
今年6月にはメンバー37人によるFIFA評議員会が立候補地を一つか二つに絞り、同13日にロシア・モスクワで開かれる第68回FIFA総会で最終投票が行われることになっている。(c)AFP