【1月11日 AFP】米軍と同盟国の兵士は、降伏しないイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員らの顔に銃弾を撃ち込み、シャベルで殴り殺し、爆弾を落とすことも辞さない──こんな警告文を、米陸軍下士官トップの最上級曹長がソーシャルメディアに投稿した。

 物議を醸す投稿をフェイスブック(Facebook)に行ったのは、米統合作戦本部議長の側近を務めるジョン・トラックセル(John Troxell)最先任上級曹長。9日、降伏を拒否するIS戦闘員に対しては「抹殺」部隊を派遣すると警告し、その手法として塹壕(ざんごう)を掘るシャベルなどを挙げた。

「彼らが降伏すれば、われわれは収容施設の監房で保護し、食事や寝床、法の適性手続きを提供しよう」

「だが、もし彼らが降伏しないことを選ぶなら、われわれは容赦なく抹殺する。治安部隊の支援があろうとなかろうと、彼らの頭上に爆弾を落とし、顔面を撃ち抜き、シャベルでたたきのめして殺害する」

 この投稿にはシャベルを手にした兵士の写真が添えられていたが、トラックセル氏はさらに10日、シャベルで人を殺害する方法を説明する図解もフェイスブックに投稿した。

 威勢のいい一連の投稿には瞬く間に多くのコメントが付いたが、大半はトラックセル氏を支持する内容だった。(c)AFP