ロシアの元警察官、新たな殺人自供 犠牲者80人超か
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【1月11日 AFP】女性22人に性的暴行を加えた上、殺害したとして終身刑を言い渡されたロシアの元警察官が、さらに59人の殺人を自供したことを受け、シベリア(Siberia)のイルクーツク(Irkutsk)にある裁判所で10日、公判が開かれた。近年で最悪の連続殺人犯となる可能性がある。
インタファクス(Interfax)通信によると、ミハイル・ポプコフ(Mikhail Popkov)被告(53)は、1992~2010年にさらに59件の殺人と1件の殺人未遂事件を起こしたと自供した。
ポプコフ被告は女性22人の殺人と2人の殺人未遂の罪で2015年に終身刑になっている。イルクーツク近くの地元アンガルスク(Angarsk)で深夜の非番中に、時にはパトカーで送ると言って女性に声をかけて殺害。ロシアのメディアからは「オオカミ男」また「アンガルスクの狂人」と呼ばれている。
81人の殺人で有罪となれば、「チェスボード・キラー(chessboard killer)」ことアレクサンダー・ピチュシキン(Alexander Pichushkin)被告が殺害した48人や、旧ソ連時代の最も残忍な殺人犯アンドレイ・チカチーロ(Andrei Chikatilo)が殺害した52人を上回ることになる。
ポプコフ被告は市内の売春婦を追放する「清掃人」を自称していたと報じられている。(c)AFP/Anna MALPAS