【1月11日 AFP】北朝鮮が2月の平昌冬季五輪への参加を正式に表明したことを受けて、同国で唯一五輪の出場枠を手に入れていたものの、登録締め切りまでに参加の意思を明らかにしなかったフィギュアスケート・ペアの廉太鈺(Ryom Tae-Ok、リョム・テオク)/金柱希(Kim Ju-Sik、キム・ジュシク)組について、国際オリンピック委員会(IOC)が追加出場の可否を判断することになった。

 国際スケート連盟(ISU)は声明で、廉/金組が五輪出場の「必要条件は満たしているが、北朝鮮の五輪委員会が期日までに参加を表明しなかったため、空席となった出場枠に日本が繰り上がる」と発表しつつ「今後、北朝鮮から正式な参加申請が遅れて出された場合は、申請とペアの出場枠の増加に関する最終判断をIOCに委ねる」と続けた。

 同じ10日には、南北の関係者にIOCを加えた4者会談を、スイスのローザンヌにあるIOC本部で20日に行い、北朝鮮の参加に関する細部を詰めることも決まった。IOCによると、会談には「委員会の会長と政府高官、両国のIOC役員を中心に、平昌五輪組織委員会と韓国および北朝鮮国内の(組織委員会の)代表者が参加する」という。

 平昌冬季五輪は2月9日から25日にかけて開催される。(c)AFP