【1月9日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領(71)の精神状態を疑問視する声が上がる中、ホワイトハウス(White House)は8日、週内に予定されているトランプ氏の健康診断に精神衛生に関する検査は含まれていないと明らかにした。

 トランプ氏は首都ワシントン郊外のウォルター・リード米軍医療センター(Walter Reed National Military Medical Center)で12日に健康診断を受ける予定。健診結果は公表されることになっている。

 米大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)内で、この健診には精神科の診断も含まれるのか、と質問されたホーガン・ギドリー(Hogan Gidley)報道官は「ない」と簡潔に答え、「大統領は頭脳明晰(めいせき)だ」と述べた。

 トランプ氏は2016年の米大統領選で、長年同氏の担当医を務めてきたハロルド・ボーンスタイン(Harold Bornstein)医師の書簡を公開。トランプ氏の健康状態は「極めて良好」だとする内容だった。ボーンスタイン氏は2015年にも、トランプ氏が大統領選で当選すれば「これまで大統領に選ばれた中で最も健康な人物になる」と太鼓判を押している。

 先週、トランプ氏の適正や精神状態を疑問視する暴露本が出版されているが、これに腹を立てた同氏は6日、ツイッター(Twitter)上で「私は非常に安定した天才」「まぁ、とても頭が良いということだ」などと反論を展開していた。(c)AFP