ゴールデン・グローブ賞レッドカーペット、黒一色の衣装でセクハラに抗議
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【1月8日 AFP】(写真追加)第75回ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式が7日、米ビバリーヒルズ(Beverly Hills)で行われ、昨年に芸能界をはじめ各界で表面化したセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)の問題に関心を集めようと、ハリウッド(Hollywood)を代表するスター俳優たちが黒一色の衣装でレッドカーペットに登場した。
これに先立ちハリウッドの女優ら数百人の女性が立ち上げたセクハラ撲滅キャンペーン「タイムズ・アップ(Time's Up)」は、ツイッター(Twitter)で「(ゴールデン・グローブ賞授賞式が開催される)日曜日、私たちは差別やハラスメント、虐待によって沈黙させられてきたすべての男女と連帯して立ち上がるために、黒い服を着る」と表明していた。
授賞式のガライベントが行われたビバリー・ヒルトン・ホテル(Beverly Hilton Hotel)に集まった俳優たちは、男女を問わずほとんどが飾り気のない黒の衣装を着用。
女優のメリル・ストリープ(Meryl Streep)はレッドカーペットでメディアの取材に答え、「権力に偏りがあることに人々は気づいている。それがこの業界の虐待につながっている。それはあらゆるところに存在している」と話した。(c)AFP/Frankie TAGGART