米宝くじで大当たりが連続、2本で1130億円超
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【1月8日 AFP】米国の宝くじ「パワーボール(Powerball)」で、5億6000万ドル(約633億円)の大当たり(ジャックポット)が出たことが7日、明らかになった。パワーボール史上6番目の高額賞金。米国では2日前にも別の宝くじで4億5000万ドル(約509億円)の当たりが出たばかりで、1週間で当せん金額が計10億ドル(約1130億円)を超えたのは米史上初とみられる。
主催者の発表によると、パワーボールの当たりくじが販売されたのは北東部ニューハンプシャー州にある人口2万5000人の町メリマック(Merrimack)のリーズフェリーマーケット(Reeds Ferry Market)。当せん者は明らかにされていない。
5日には、「メガミリオンズ(Mega Millions)」で同宝くじの歴史で4番目の大当たりが出ていた。当たりくじはフロリダ州中部の小さな町ポートリッチー(Port Richey)にあるセブンイレブン(7-Eleven)で販売されたもの。こちらも当せん者は明らかにされていない。
宝くじの主催者側は当せん者を祝福しつつも、適切な準備をするよう促している。
ニューハンプシャー州宝くじ運営本部のエグゼクティブディレクター、チャーリー・マッキンタイア(Charlie McIntyre)氏は声明で、「当せん者は高価なヨットや邸宅を買う計画を立てる前に、宝くじに当せんするとはどういうことなのか、少し時間をとって整理してみたほうがいい」と助言。
当せん者に対して、当たりくじにサインすること、弁護士や金融の専門家に相談すること、そして実際に賞金を獲得する前に「賞金を何に使いたいのか考える」ことを勧めている。
ニューハンプシャー州の当せん者は3億5850万ドル(約405億円)を一括で受け取るか、5億6000万ドル全額を30年にわたって分割で受け取るかを選べる。フロリダ州の当せん者の方は一括で2億8120万ドル(約318億円)か、全額の30年分割かになる。(c)AFP