【1月7日 AFP】米国東部とカナダは6日、前日までに到来した冬の大型低気圧などの影響で、記録的な寒波に見舞われ、ニューヨークの主要空港は欠航が相次ぎ混乱に陥った。

 カナダのオンタリオ州北部とケベック州では気温が氷点下50度近くまで下がるとの予報も出た。

 米東部一帯では、北極からの強風と寒風により体感温度は氷点下7度という寒さで、気象当局は素肌をさらすと10分以内に凍傷にかかる恐れがあると警告している。

 米メディアの報道によると、気象当局が「爆弾サイクロン」と名付けた冬の大型低気圧の影響で、これまでにテキサス州からウィスコンシン州一帯で19人が死亡している。

 4日の大型低気圧は東部沿岸に大雪と極寒、強風をもたらし、航空便の欠航が相次いだ。

 6日になっても、ニューヨークのケネディ国際空港(John F. Kennedy Airport)や、サウスカロライナ州のチャールストン国際空港(Charleston Airport)を中心に国内・国際線計3420便以上に遅れが生じている。(c)AFP/Jennie MATTHEW