「仮想ネットワークで検閲回避を」 米国務省がイラン国民に助言
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【1月3日 AFP】イラン各地で反政府デモが続いている問題で、米国務省は2日、イラン政府にソーシャルメディアへのアクセス遮断をやめるよう求めるとともに、同国国民に対し、仮想プライベートネットワーク(VPN)を設定してインターネット上の検閲を回避するよう助言した。
スティーブ・ゴールドスタイン(Steve Goldstein)国務次官(公共外交・広報担当)はインターネットへの接続を妨げようとするイラン当局の措置を非難し、イラン国民にソーシャルメディアにログインする方法を見いだすよう呼び掛けた。
同次官は「VPNを通じてこうしたウェブサイト(ソーシャルメディア)にアクセスできるはずだ」とし、「こうしたサイトは利用できればできるほどよい」と述べた。また、国務省がフェイスブック(Facebook)に開いているペルシャ語ページの読者は約70万人に上るとした。
ドナルド・トランプ米大統領(Donald Trump)は一連のデモが始まって以来、繰り返しイラン政府を非難し、「残酷で腐敗した」政権に抗議するデモ参加者らを称賛。イラン国民には「食料がほとんどなく、大幅なインフレに見舞われていて、人権もない」と批判している。(c)AFP