イランの騒乱による死者、計21人に 首都では過去3日で約450人逮捕
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【1月2日 AFP】(更新)反政府デモが各地で発生しているイランで、1日夜から2日未明にかけて、新たに騒乱が同国中部エスファハーン(Isfahan)州で発生し、合わせて9人が死亡した。国営報道が2日、報じた。
国営テレビによると、同州ガフデリージャーン(Qahderijan)の警察署が襲撃されて騒乱となり、抗議活動をしていた6人が死亡したという。
またエスファハーン市近郊の複数の町で、若い革命防衛隊(Revolutionary Guards)の隊員1人と通行人1人が死亡した一方、ナジャファバド(Najafabad)近郊では猟銃による銃撃を受け、警官1人が死亡したと報じられている。
5日間続く一連の騒乱による推定死者数は計21人となった。
一方、首都テヘランで過去3日にわたって起きた、抗議活動に伴う騒乱では約450人が逮捕された。
テヘラン市長室の関係者が国営イラン労働通信(ILNA)に語ったところによれば、先月30日に200人が逮捕され、31日に150人、今月1日に100人ほどが逮捕されたいう。(c)AFP