パキスタン政府、米大使を呼び抗議 トランプ氏のツイートに反発
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【1月2日 AFP】パキスタン政府は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領から「テロリストをかくまっている」として資金援助停止の警告を受けたことに反発し、駐パキスタンの米国大使を呼び異例の抗議を行った。米国大使館の報道官が2日、明らかにした。
デービッド・ヘイル(David Hale)大使は1日夜、パキスタンの首都イスラマバードにある外務省に呼び出された。
米大使館報道官は、ヘイル大使が複数のパキスタン政府関係者と会ったことは認めたが、「会合の内容に関してコメントすべきことは何もない」と述べるにとどまった。またパキスタン外務省側からも、現時点で発表はない。
トランプ大統領は1日、ツイッター(Twitter)への今年初めての投稿で、「米国は過去15年にわたり、パキスタンに330億ドル(約3兆7000億円)以上の援助を行ってきたが、彼らが返してきたのはうそと偽り以外の何物でもなかった。わが国の指導者を愚か者と思っている」と投稿。
さらに「パキスタンは、われわれがアフガニスタンで追っているテロリストをかくまっている。もうたくさんだ!」と批判していた。(c)AFP