香港で民主派が反中デモ、新駅での本土法適用に抗議
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【1月1日 AFP】香港で1日、民主派の議員や活動家らが、中国本土と香港を結ぶ予定の高速鉄道において、香港側の駅の一部に本土の法律を適用するとした中国当局の決定に抗議してデモ行進した。
問題の高速鉄道は中国南部の深セン(Shenzhen)や広州(Guangzhou)と香港を結ぶ、年内に開通予定の路線で、中国政府は昨年12月末、香港中心部の新駅に出入境管理施設を設置し、本土側の警察や当局者を配置するとともに、駅の一部に本土の法律を適用する計画を承認した。
だが、香港の民主派の人々は、少数の例外を除いて本土の法律が香港に適用されることはないと主張。香港特別行政区基本法への違反であるとし、中国による抑圧だと反発している。
抗議デモに妻や娘たちと参加した教師の男性は、デモに参加した大きな理由として今回の決定を挙げ、「香港の存続が著しく脅かされている」と語った。(c)AFP