【12月31日 AFP】ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで今週発生し、18人が負傷したスーパーマーケット爆発事件の容疑者が30日逮捕された。ロシアのインタファクス(Interfax)通信が同国連邦保安局(FSB)の発表として報じた。

 また、同通信は事件に詳しい筋の話として、逮捕されたのは民族主義者集団「新時代(New Age)」メンバーで、サンクトペテルブルク在住のドミトリー・ルキャネンコ(Dmitry Lukyanenko)容疑者(35)だと伝えている。

 この事件をめぐっては、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が29日に犯行声明を出していた。

 同通信によると、FSBは「12月27日にサンクトペテルブルクのスーパーマーケットで起きた手製爆発物の爆発事件を計画・実行した容疑者が、FSBによる特別作戦の実施中に逮捕された」と明らかにした。

 また、ロシア連邦捜査委員会のスベトラナ・ペトレンコ(Svetlana Petrenko)報道官は別の声明を発表し、「容疑者は現在取り調べを受けている」と述べた。(c)AFP