【12月29日 AFP】(更新)西アフリカのリベリアの選挙管理委員会は28日、大統領選挙の決選投票で、世界的に有名な元サッカー選手、ジョージ・ウェア(George Weah)候補(51)が勝利したと発表した。

 開票率98.1%の時点で、ウェア氏の得票率は61.5%と推計されている。対立候補のジョゼフ・ボアカイ(Joseph Boakai)現副大統領の得票率は38.5%で、大差での勝利となった。

 ウェア氏は、FIFA年間最優秀選手賞(FIFA World Player of the Year)とバロンドール(Ballon d'Or、欧州年間最優秀選手賞)を獲得したアフリカ史上唯一の選手。現役時代はフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(PSG)やイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)など欧州の一流チームでプレーしていた。

 平和的な政権移譲が実現すれば、リベリアでは過去70年で初となる。(c)AFP