仏児童誌「イスラエルは本物の国ではない」と記述、抗議受け回収
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【12月28日 AFP】フランスで、6歳前後の児童を対象にした雑誌に「イスラエルは本物の国ではない」という記述が見つかり、複数のユダヤ人団体が抗議したことを受けて、発行元は27日、同誌を店頭から回収した。
問題になったのは、マルチメディアグループのバイヤール(Bayard)が5~8歳向けに発行し、毎月約6万部販売されている月刊誌「ユピ(Youpi)」。
その1月号に掲載された世界地図に、「フランス、ドイツ、アルジェリアなど、197の国を国家と呼びます。この他、皆が必ずしも本物の国と認めていない所(例えばイスラエルや北朝鮮など)もあります」と記載されていた。
バイヤールのパスカル・リュフナック(Pascal Ruffenach)氏はAFPの取材に対し、誤りがあったと認めた上で、「表現が不適切だった。イスラエルの存在に疑義を呈する意図は無論ない」と釈明した。
リュフナック氏は、「心の平穏に寄与することは重要」という観点から、「自発的かつ善意に基づいて」同号を回収したと述べた。(c)AFP