【12月28日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(65)は27日、来年の大統領選挙への立候補に必要な書類を選挙管理委員会に提出した。

 プーチン氏のほかに出馬しているのは名目上の対立候補のみ。同氏は再選によって2024年まで大統領の座にとどまり、旧ソ連の独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)以降で最も在任期間の長いロシア最高指導者になる見通し。

 プーチン氏は中央選挙管理委員会を訪れ、独立候補として出馬するための法的要件とされる30万人の署名とパスポートを提出した。

 プーチン氏は26日にモスクワで開かれた集会で、正式に大統領候補に推薦されていた。集会には600人を超える政治家、著名人、スポーツ選手が出席したが、同氏自身は欠席。ロシア政府は欠席の理由を多忙のためとしている。

 大統領選には野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏も出馬を表明していたが、選管委は今週、同氏が横領罪で有罪判決を受けたことを理由に立候補を禁ずる判断を下した。ナワリヌイ氏は、この判決は政治的な動機に基づくものだと主張している。(c)AFP