ロシアが打ち上げたアンゴラ初の衛星、交信途絶える 関係筋
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【12月27日 AFP】ロシアの宇宙産業関係者は27日、前日に打ち上げたアンゴラ初の通信衛星「アンゴサット1(Angosat-1)」との交信が途絶えたことを明らかにした。
原因は今のところ明らかにされていないが、宇宙産業関係者は、「交信が一時的に途絶」し、専門家らが状況を調査していると明かした上で、「テレメトリー(遠隔測定法)データの受信が停止した」と述べたものの、「わりとよくあること」だとし、交信の再開に期待を示した。
アンゴサット1はロシアが製造したアンゴラ初の通信衛星で、26日にウクライナのユジマシ(Yuzhmash)製のゼニト(Zenit)2SBロケットに搭載され、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた。
ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)は、打ち上げに成功し、アンゴサット1は軌道に投入されたと述べていた。
今回の打ち上げは、2014年にロシアがウクライナのクリミア(Crimea)半島を一方的に編入して以降、両国による非常にまれなプロジェクトとなっていた。
ロスコスモスは11月にも、気象衛星が打ち上げから数時間後に通信不能となったと発表している。(c)AFP