成功のもと? 「失敗作」を集めた展示会 米ロサンゼルス
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【1月14日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスの博物館A+D アーキテクチャー・アンド・デザイン・ミュージアム( A+D Architecture and Design Museum)で、企業の商品などの「失敗作」を集めた展示会「失敗博物館(Museum of Failure)」が開催されている。
見事な失敗作として展示されているのは、歯科衛生用品メーカーのコルゲート(Colgate)が1980年代に食品業界に参入する際に発売したビーフラザニアや、コーヒーをベースとしたコカ・コーラ(Coca-Cola)、ソニー(Sony)のウォークマン(Walkman)全盛期に開発されたポータブルレコードプレーヤーなど100点以上。
こうした商品は見ているほうが恥ずかしくなるかもしれないが、この展示の狙いは失敗こそ通るべき道であると証明することだ。
キュレータ―で臨床心理学者のサミュエル・ウエスト(Samuel West)氏は、「技術の進歩のためには、多くの失敗を重ねなければならない」と言う。
確かに、展示品の一つであるモノスキー(Monoski)がなければ、今日のスノーボードが誕生することもなかったかもしれない。
会期は2月4日まで。(c)AFP/Javier TOVAR