米連邦地裁、難民家族らに対する入国規制の解除を命令
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【12月24日 AFP】米ワシントン州シアトルの連邦地裁は23日、トランプ政権による特定国からの難民の入国規制を解除するよう命じた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が就任後に打ち出した移民関連政策はこれまでにも相次いで司法に差し止められている。
米国ではトランプ大統領が出した難民の入国を一時禁止する大統領令が10月に失効。120日ぶりに難民の受け入れが再開したが、イスラム圏を中心とした11か国については「危険性が高い」とされ、引き続き受け入れが制限されていた。
だがシアトル地裁のジェームズ・ロバート(James Robart)判事は23日、入国禁止令の仮差し止めを求めて起こされていた2件の訴訟に対する判決で、既に米国で難民認定を受けた人の配偶者や未婚の子どもたちについても受け入れ手続きを再開するよう米政府に求め、さらに、こうした難民の家族や、米国内の人物または団体と「真正な関係」があると認められた難民については「危険性が高い」とされた11か国の出身者であっても、難民としての受け入れ手続きを行うよう命じた。(c)AFP