【12月24日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは23日、第19節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)とエバートン(Everton)は0-0で引き分けた。

 チェルシーのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、ミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)を残り時間約20分しか起用しなかった戦術について自己弁護した。

 アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)を出場停止で欠いたコンテ監督だったが、オーソドックスな9番タイプを使わず、前戦にウィリアン(Willian Borges da Silva)、ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)、エデン・アザール(Eden Hazard)を並べた。

 この戦術ははまらず、チェルシーは試合を支配しながらも得点を挙げられなかったが、コンテ監督はバチュアイーが完調ではなかったため、ストライカー無しのラインアップが唯一の選択肢だったと語った。

「今日モラタがいなかったことは忘れないでほしい。彼は私たちにとって非常に重要なフィニッシャーだ。最終的には、3人の背番号10、ウィリアン、ペドロ、アザールという第2の選択肢でプレーした。得点のチャンスは多くつくったが、より冷静でなければならなかった」

「きょうはストライカー無しだったが、今シーズンはこういう形で何度もプレーしている」

「ミシはシーズン序盤に何度も先発出場していたが、けがをしてしまったことは忘れないでほしい。まだけがからの回復途中で、(ミッドウイークの)ボーンマス(AFC Bournemouth)戦で75分出場した」

 またコンテ監督は、バチュアイーをなぜ先発起用しなかったのかという問いに対し「何も説明することはないと思う。私はチームにとって最良の選択を下さなければならないし、きょうはそうした」

 チェルシーは前半、立て続けにフィル・ジャギエルカ(Phil Jagielka)にゴールライン上でボールをクリアされると、アシュリー・ウィリアムズ(Ashley Williams)があわやオウンゴールというボールをポストに当てるなど、運に見放されたと嘆いた。

 しかし、勝利を挙げられなかったチェルシーは3位にとどまり、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)をとらえられる可能性は事実上消滅した。

「こういったゲームは勝利に、勝ち点3に値したので残念でならない。また無失点だったが、勝ちたいのであれば冷静にチャンスをものにしなければならない」

「それでも選手たちの献身性にはとても満足している。勝ち点2を落としたのは残念だが、プレー自体は良かった」 (c)AFP/Ian WHITTELL