【12月23日 AFP】(更新)フィリピン南部を直撃した台風27号(アジア名:テンビン、Tembin)の影響による死者が133人に増えた。当局が23日、発表した。救助隊員らは増水した川から多数の遺体を収容したが、いまだに行方不明者が数十人いるとみられている。

 22日にミンダナオ(Mindanao)島タボッド(Tubod)を直撃した台風27号は、鉄砲水や土砂崩れを引き起こし、現地の村1つをのみ込んだ。

 フィリピンは例年平均して20の台風に見舞われるが、人口2000万人のミンダナオ島を台風が直撃するのはまれ。

 フィリピン気象当局は、台風27号は23日遅くに西部パラワン(Palawan)島に上陸すると予想している。(c)AFP