クリスマス恒例の宝くじ、老人ホーム職員らに14億円 スペイン
このニュースをシェア
【12月23日 AFP】スペインで22日、クリスマス恒例の宝くじ「エル・ゴルド(El Gordo)」(太っちょの意)の当せん番号が発表され、失業率が約20%に達している町の老人ホームの職員らが総額1000万ユーロ(約13億4000万円)以上の当せん金を手にした。
当せん金を手にしたのは中部の町カンポデクリプターナ(Campo de Criptana)にある老人ホーム「サグラード・コラソン(Sagrado Corazon)」の職員たち。
この老人ホームでボランティアをしているトラック運転手の男性が北西部ガリシア(Galicia)自治州に出掛けた際に宝くじ30枚を買った。男性は2枚を自分用に取っておき、2人の兄弟に1枚ずつ渡したほか、残りの26枚を老人ホームの職員に転売した。
男性が手元に残しておいた2枚で合わせて80万ユーロ(約1億700万円)が当たり、老人ホームのスタッフに転売した26枚は合わせて1040万ユーロ(約14億円)が当たった。
エル・ゴルドは当せん金総額が世界一の宝くじとして知られる。今年の当せん金総額は23億8000万ユーロ(約3200億円)。(c)AFP