上海の思いやりをつなぐ「シェア冷蔵庫」 食品は企業などから提供
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【12月26日 東方新報】中国・上海(Shanghai)清峪路(Qingyu Road)127号の長征鎮慈善スーパー内に、「シェア冷蔵庫」が登場した。身分証かメッセージアプリ「ウィーチャット(WeChat)」のスキャン機能を使って、食品を受け取ることができる。
外観は、一般的な自動販売機のようにも見えるが、庫内はカップめんやクッキー、ミネラルウォーターなどの食品が入っている。上海市では現在、10台のシェア冷蔵庫が配置されており、商品を受け取れるのは1日1回までだが、毎日約300点の商品が動いている。食品は、上海の心ある企業や団体から寄付されたものだ。
上海では、2016年10月頃からシェア冷蔵庫が少しずつ広がり始めている。中に入っている食品は、近隣のスーパーやホテルが提供したもので、食品の保証期間が近づき、遠からず捨てられる運命にあるものが中心。だが、食品の安全を誰が責任を負うのかなど、解決すべき問題もたくさん残されている。(c)東方新報/AFPBB News