【12月21日 AFP】(更新)オーストラリア第2の都市メルボルンの繁華街で21日、車1台が歩行者らに故意に突っ込んだ事件で、警察は車を運転していた男が精神に問題を抱えていたとし、テロとの関連性は把握していないと発表した。

 ビクトリア(Victoria)州警察のシェーン・パットン(Shane Patton)氏によると、男はアフガニスタン系のオーストラリア人(32)で、警察が要注意と認識していた人物。薬物使用歴もあるという。

 パットン氏は記者会見で、「現時点ではテロとの関連性を示す証拠も情報も入手していない」と述べた。

 男は非番の警察官ともみ合った末に逮捕され、警察が警備する中、病院に収容された。今後捜査官らが取り調べを行う予定。

 今回の事件の負傷者数は19人となっている。(c)AFP