建設現場からビザンツ帝国時代の遺構、精巧なモザイク床 イスラエル
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【12月21日AFP】イスラエルの建設現場から、約1500年の前のビザンツ(Byzantine)帝国時代の修道院の遺構が発掘された。イスラエル考古学庁(IAA)が20日、発表した。
教会を含む修道院は、ベト・シェメシュ(Bet Shemes)にある超正統派ユダヤ教地区の拡大に先駆けて行われていた掘削作業中に発見された。
発掘チームを率いるIAAのベンヤミン・ストーチャン(Benyamin Storchan)氏は「この古代遺跡の素晴らしい保存状態と出土品の豪華さにチームは驚いた」と話す。
出土品には十字架が施された大理石の柱の基部や、同じく大理石製でトルコからもたらされた窓の網戸のほか、鳥や葉、ザクロなどが描かれた精巧なモザイクの床などがあった。
ストーチャン氏は「発見された豪華な出土品からみて、この施設は古代ユダヤのシェフェラ(Shephelah)地区の主要な巡礼地だった可能性が考えられる」と述べた。(c)AFP