【12月21日 AFP】米ミネソタ(Minnesota)州で6月、人目を引く動画を「ユーチューブ(YouTube)」に投稿するため、分厚い本を持った男性(22)に発砲して銃弾が本の中で止まる様子を撮影しようとしていたところ、銃弾が貫通してしまい男性が死亡した事件で、この男性の恋人である被告(20)が殺人の罪を認めた。

 地元紙スター・トリビューン(Star Tribune)によると、2人の子供の母親でもあるモナリサ・ペレス(Monalisa Perez)被告は先週、第2級殺人の罪を認め、6か月の禁錮刑に服することに同意した。

 ペレス被告は、死亡したペドロ・ルイス(Pedro Ruiz)さんに拳銃で至近距離から自分を撃つよう説得されていた。ルイスさんは前に厚い本を持ち、それで銃弾が止められると考えていた。

 警察によると、ルイスさんは片側に弾痕があり反対側に貫通した穴がない別の本をペレス被告に見せて説得したという。しかし、動画撮影中、ペレス被告が引き金を引くと銃弾は本を貫通してルイスさんは致命傷を負い、その場で死亡した。正式な判決は2月に下される。(c)AFP