【12月20日 AFPBB News】今年と来年の干支(えと)「酉(とり)」と「戌(いぬ)」が、足のすくむような地上55.5メートルの高さから仲良く窓拭き──。着ぐるみに身を包み、干支に扮(ふん)した清掃員が20日、東京都中央区の「ホテル龍名館東京(Hotel Ryumeikan Tokyo)」で年末の大掃除を行った。

 顔までしっかりとメークを施し、干支になりきったのは、高層ビルでの作業を専門とする職員。命綱を装着後、15階建てのホテルの屋上から降下し、窓を一つ一つ丁寧に掃除した。途中、両手を離してみせるポーズを報道陣に披露したり、窓拭きの様子を夢中で眺めていた子どもに手を振り返したりする様子も。

 2歳の佳乃(Yoshino Watanabe)ちゃんとホテルを訪れた神奈川県在住の渡辺絵里詩(Erika Watanabe)さん(30)は、「年末年始を改めて感じた。今年は、育児に奮闘した年だった」と振り返った。

「干支引き継ぎ式」では、酉役の「今年はコケコッコー(結構)、バード(ハード)な問題がありました」というコメントに、戌役が「今年をおイヌ(追い抜)く、『ワン』ダフルな年にする」と返す場面もあった。(c)AFPBB News