中国シェア自転車モバイク、日本でLINEと提携 市場開拓に弾み
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【12月20日 CNS】中国のシェア自転車大手「モバイク(Mobike)」は20日、日本最大のSNSサービスを提供する「ライン(LINE)」との業務提携を発表した。LINEは、モバイクの日本法人であるモバイク・ジャパンの20%以下の株を取得し株主となった。今後、モバイクの日本での市場開拓に助力していくという。
日本国内で7100万人のユーザーを擁するLINEを通じ、モバイクのシェア自転車サービスを提供する。モバイクが設置されている場所で、LINEのアプリから車体のQRコードを読み取ると鍵が開く仕組みだ。利用料金は、「ラインペイ(LINE Pay)」などの方法で支払いができるようになっている。
モバイクの創業者である胡瑋煒(Hu Weiwei)氏は、「LINEは日本国内トップのSNSであるだけではなく、イノベーション文化も有名。理想のパートナーと言える。中国の利用者が毎日、中国最大のSNSであるウィーチャット(WeChat)を通してモバイクを利用するのと同じように、日本のLINEユーザーにもさまざまな場面でモバイクを活用してほしい」と話した。
LINEの社長兼CEOの出澤剛(Takeshi Idezawa)氏は、「日本では毎月7100万人以上がLINEを利用している。モバイクとの業務提携により、LINEユーザーにさらに豊富なサービスを提供できることを嬉しく思う」と話した。
モバイク・ジャパンは今年6月、福岡県で設立され、同8月に札幌に進出。福岡でも今週、サービスを展開する。2018年は日本国内のさらに多くの地域でサービスを提供する計画だという。(c)CNS/JCM/AFPBB News