【12月20日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)は19日、自分が写っている画像がフェイスブック上に投稿された際に通知を受け取ることができる新たなオプション機能を追加した。

 同サイトではこれまで、アップロードする画像に写った友人を「タグ付け」するよう提案する機能があったが、新機能もこれと同じ顔認識技術を利用している。同技術は近くプロフィール写真にも適用され、サイト上で他人になりすまそうとする行為を防ぐために利用される予定だ。

 同社の機械学習応用部門を率いるホアキン・キニョネロ・カンデラ(Joaquin Quinonero Candela)氏によると、同機能を利用するユーザーは、自分が写った画像がサイトに投稿された時に通知を受ける。

 同氏はブログへの投稿で「あなたが投稿された写真に入っていて、投稿の公開範囲に含まれている場合、タグ付けされていなくても通知が送られる」と説明。通知を受けたユーザーは、自分をその画像にタグ付けしたり、投稿者に対して懸念を表明したりすることができるという。

 さらに同社は顔認識技術を応用し、視覚障害者がサイト上の画像に関して得られる情報を増やすことにも取り組んでいる。

 カンデラ氏によれば、新機能は顔認識技術が採用されていないカナダと欧州連合(EU)加盟諸国を除く全ての地域で展開される。(c)AFP