【12月20日 CNS】世界的にも有名な建築家、安藤忠雄(Tadao Ando)氏が設計し、2年間かけて造られた「光の空間」新華書店(Xinhua Bookstore)が16日、上海市(Shanghai)の商業施設「愛琴海購物公園(Aegean Sea Shopping Park)」にオープンした。

「光の空間」に一歩み足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがさまざまな高さの本棚だ。本棚の中央部には正方形の空洞があり、そこから最も奥の本棚まで一望できる。

 中国で、「コンクリートの詩人」と讃えられる安藤氏は、「現代人は徐々に本から遠ざかっているが、この空間が人と人、人と本との出合いの場となり、新たな本の魅力を引き出すことができればうれしい。光に包まれるような空間の中で本を読むことで、人びとの心の中に未来への希望の明かりをともせると信じている」と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News