【12月19日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)で使用される同国サンクトペテルブルク(St. Petersburg)のクレストロフスキー・スタジアム(Krestovsky Stadium)が、3度目の修繕を行うことになった。地元自治体の関係者が18日に明らかにした。

 約6万8000席を誇る革新的なこのスタジアムでは今年、コンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)が開催されたものの、ピッチ状態が悪く大会前には取り換えられるという問題が起きていた。

 再びコンディションが悪化してプレーすることが危険になり、10日前からピッチの表面を敷き直しているスタジアムでは、W杯でグループステージをはじめ、決勝トーナメント1回戦、準決勝、そして3位決定戦が行われる予定となっている。

 地元自治体の関係者によると、ピッチの交換作業は「あらゆる試練に持ちこたえる」ために必要不可欠であるという。

 ウインターブレークに入ったばかりのロシア・プレミアリーグ、FCゼニト(FC Zenit)の新しい本拠地で、建設中から数々の問題を抱えてきたこのスタジアムは、2007年に着工されたものの、建設費の高騰や度重なる遅れを経て昨年12月にようやく完成した。(c)AFP