ローマ法王、日本の「過度の競争」を戒め 学生とテレビ会議
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【12月19日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は18日、テレビ会議システムを利用して東京の大学生らと対話し、日本の学校や職場での「過度」の競争文化や消費主義への傾倒を戒めた。
アルゼンチン出身のフランシスコ法王は、上智大学(Sophia University)の学生らに対し、「人は成功するために、他者を踏み台にするなどの悪事を働いてしまうこともある」と説明。
日本社会には「過度の競争、競争主義、消費、消費、消費に次いでまた消費」といった「幾つかの問題」が見受けられると指摘。「これはあなたを害し、あなたの力を奪いかねない」と諭すとともに、問題は「過度の能力主義」にもあると述べた。
その一方で、日本は「偉大な国であり、尊敬している…もちろん、ぜひ訪問したい」と話し、日本人については「私がとても愛する人々」であり、「勤勉な国民で、宗教に対する大きな受容力を備え、苦難を耐え忍んできた人々」だという見方を示した。(c)AFP