オーストリア政界の「風雲児」、連立協議で合意 31歳右派首相誕生へ
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【12月16日 AFP】10月15日投票のオーストリア総選挙で第1党となった中道右派の国民党(OeVP)と第3党で極右の自由党(FPOe)は15日夜、連立協議で合意に達したと発表した。
厳しい難民政策や減税を訴え、同国政界の「風雲児」とも呼ばれる国民党のセバスティアン・クルツ(Sebastian Kurz)党首(31、現外相)が首相に、自由党のハインツクリスティアン・シュトラッヘ(Heinz-Christian Strache)党首(48)が副首相に就任する見通し。クルツ氏は世界最年少の国家指導者になるとみられる。
総選挙での得票率は国民党が31.5%、反移民の自由党が26%。両党とも欧州連合(EU)加盟国を含む外国から来た人への給付金などの削減、官僚機構の合理化、EUによる内政干渉の抑制を主張している。ナショナリスト政党はオランダ、フランス、ドイツでも党勢を拡大しているが、西欧で政権に就くのは珍しい。(c)AFP/Simon STURDEE