インドの州「幸福大臣」、殺人関与の疑いで警察が行方追う
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【12月14日 AFP】インド中部マディヤプラデシュ(Madhya Pradesh)州の地元警察は13日、殺人に関与していた疑いで、国内唯一とされる州の「幸福大臣」だったラール・シン・アリヤ(Lal Singh Arya、53)容疑者の逮捕状を取り、行方を追っていることを明らかにした。アリヤ容疑者は同州の政治家で、裁判所が逮捕状を出した後に姿をくらましたという。
与党インド人民党(BJP)に所属するアリヤ容疑者は2009年、野党の政治家が殺害された事件に関わっていた疑いがあるという。同州ビンド(Bhind)の裁判所が逮捕状を発付した後、アリヤ容疑者は行方をくらまし、足取りがつかめなくなった。
マディヤプラデシュ州は今年1月、国内で初となる幸福省を設置。アリヤ容疑者が同省の大臣に就任したことと合わせ、国内で大きな話題となった。ただ、同相の職務については有権者7000万人を笑顔にさせるだけとの批判も寄せられていた。
地元警察はAFPの取材に対し、出廷が予定されていた12月19日までに容疑者を捕らえたいと話した。(c)AFP