対北朝鮮政策「変わっていない」 米国務省が軟化否定
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【12月14日 AFP】レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官が前提条件なしで北朝鮮と対話する用意があると述べたことに関し、米国務省は13日、米国の対北朝鮮政策は「変わっていない」と説明した。
ティラーソン氏が12日の講演で行った発言について、専門家からは米国の態度の軟化を示すものとの見方も出ていた。
だが国務省のヘザー・ナウアート(Heather Nauert)報道官は「国務長官は新たな政策を打ち出したわけではない。わが国の政策は以前とまったく変わっていない」と強調した。
H・R・マクマスター(H.R. McMaster)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も13日、北朝鮮に関しては非核化が「唯一の実行可能な目標」だと言明。ティラーソン氏の発言についても、米国が北朝鮮に対する圧力を少しでも弱めたり、非核化と引き換えに何らかの要求に屈したりすることを意味するものではないと述べた。(c)AFP