【12月14日 AFP】仏パリ近郊のシャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港にある現金管理業者の事務所で、ホームレスの男が鍵のかかっていなかったドアから室内に侵入し、現金30万ユーロ(約4000万円)を持ち去る事件があった。

 男は今月8日、同空港のゴミ箱をあさっていた際、現金管理企業ルーミス(Loomis)のドアが開きっぱなしになっていることに気づいた。ドアを入るとそこには、大量の現金が入った袋が2つ保管されていた。

 大衆紙パリジャン(Le Parisien)が最初に報じたこの事件については、捜査関係者も事実と確認。これは「完全犯罪」であり、ドアが開いていた理由は現在も不明だと語った。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた警察筋は、「最初は計画された事件かと思ったが、単に運がよかったようだ。信じられない」と述べた。容疑者は50代とみられ、捜査当局が行方を追っている。(c)AFP