【12月14日 AFP】英下院は13日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐる法案について、離脱条件をめぐる合意は議会から最終承認を得る必要があると定めた修正案を賛成多数で可決した。

 野党に加え、テリーザ・メイ(Theresa May)首相率いる与党保守党からも複数の議員が造反して賛成に回った結果、同案は賛成309、反対305で可決された。

 英EU離脱省は声明で、修正案の可決に「失望した」と表明。ベルギーの首都ブリュッセルでは翌14日、EUの首脳らが会合を開き、英EU間で先週交わされた離脱条件をめぐる暫定合意を承認する予定で、修正案の可決はメイ首相にとっては大きな打撃となった。(c)AFP