ソマリアのテレビ局記者爆殺、子どもの目の前で車爆発
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【12月13日 AFP】内戦で荒廃するソマリアで11日、車に仕掛けられた爆弾が爆発してテレビ局に勤める記者が死亡した。親族らによると爆発は子どもたちの目の前で起きたという。今年に入り同国でジャーナリストが殺害されるのは5件目となる。
殺害されたのはカルサンTV(KalsanTV)に勤務していたモハメド・イブラヒム・ガボウ(Mohamed Ibrahim Gabow)氏で、自身の子どもたちと過ごすために休暇を取っていたという。
11日午後、ガボウ氏が首都モガディシオ(Mogadishu)にある自宅から車で移動しようとしたところ、運転席下に仕掛けられた爆弾が爆発。同氏は搬送先の病院で死亡した。
親族のモハメド・アブディラフマン(Mohamed Abdirahman)氏は11日夜、ガボウ氏が公のために尽力したプロのジャーナリストだったと述べ、「なぜ犯人は子どもたちの目の前で彼を殺したのか」と語った。
犯行声明は出ていないが、長期にわたる内戦でジャーナリストは常に対立する勢力に狙われてきた。米ニューヨークに本拠を置く国際非営利団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、ソマリアはジャーナリストにとって最も危険な国の一つで、2007~2015年に記者45人が殺害されたという。
ジャーナリストに対する一連の襲撃は国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Al Shabaab)による犯行とされている。(c)AFP